トラックバックがつくとか、ブコメがもらえるとか、まったく思ってなかったんで、すごく驚いてる。内容が全部あたたかくて、泣きそうになった。本当にありがとう。
自分が”間違えた”と感じていたのは、脱非コミュもできず、情熱も持ち続けられなかったことだ。同人誌をやっていたころに得たはずのものを、なにひとつ、いまに活かせていないことだ。
Mとの距離感をもっと上手く取れてたなら、今頃は、脱非コミュできていたような気がする。
それができなかったんだから、せめて、せっかく上手くなった絵を、何かに活かせばいいものを、結局、いまは描きもしなくなっている。
経験は役に立つというけど、自分の場合、同人誌やってたころの経験と、いまが、完全に断絶している感じがする。ブコメにあった、”仕事は刺身タンポポ”、当たらずとも遠からじだ。分かる人には分かるんだな、やっぱり。この仕事と、創作への情熱は、完全に断絶している。
それで、どこかで何かを間違えたような気分が、ずっとつきまとってた。
ここに書いて、トラックバックやブコメをもらって、この断絶の気分が、やっとわかった気がした。
間違えたんじゃなくて、足りなかったんだな。いろんなものが。
情熱も足りなかったし、ビジョンも足りなかった。説得力も足りなかったし、最後の踏ん張りも足りなかった。Mがなにを考えていたのかを推し量る思いやりも足りなかった。なにより、自分に対する自信が足りなかった。自分の中に湧き出てきた、息苦しさのことを考えているだけで、精一杯だった。
ブコメにあったMのストイックというか求道者っぷり、的を射ててびっくりした。Mを叩いて欲しいなんて、思ってもいなかった。ただ、なんで自分とMは、肝心かなめなところで、こんなに話がすれ違うんだろう、という気は、いつもしていた。通じないはずだ。Mには多分、自分なりのビジョンがあった。自分にはなかった。それだけだったんだ。
あと、ブコメにあった、Mは後ろからきた人に追い抜かれるのが怖かったってのは、そういう見方もあるのかと驚いた。驚いたけど、そうかもしれない、といまなら納得できる。Mなりにビジョンを持っていたからこそ、追いかける側だった自分には想像もつかない何かを、きっと感じていたんだろう。
自分とはまったく違うタイプのMと会えてよかったと思ってる。触発されて、絵が上手くなったのは、Mのおかげだ。いまはまったくそれを活かせていないとしても、一時期、どんどん絵が上手くなって、そのことが楽しい、そういう気分を味わえたのは、Mのおかげだ。
ただ、自分が対応を間違えたせいで、Mとの縁が切れてしまったのが心残りなだけだ。
それと、Mに、褒めたほうがやる気の出る人間もいるんだってことを、認めて欲しかった。それを認めさせる力が自分に足りなかったことも、心残りだ。
こんなに足りないものがたくさんあるのに、足りないことにすら、気付いてなかったんだな。
いろんなことに気付いて、またなんか始めてみようかって気になれた。具体的にどうこうとはまだ言えないし、また同人誌やるとは限らないけど、ちょっとすっきりした気分になったことは確かだ。
やっぱり、下手でも、分かりにくくても、書いて表現するっていうのは、大事なことなんだな。
いろいろアドバイスくれたみんな、本当にありがとう。
http://d.hatena.ne.jp/keitaro2272/20090812/1250027545 これを読んで思い出した話。 長くなるけど、かんべんしてくれ。あと、増田に書くのは初めてなんで、読みにくかったらごめん。先に謝っと...
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