■10年前に帰る
ということで本を読んでたらこういう一節を見つけたのでさらしておく。タイムリーかも、と思ったので。
恥ずかしさは、いわば品行方正ぶった一時的な現象ではないからです。マックス・シェーラーやエルヴィン・シュトラウスが言っていますが、恥ずかしさには、きわめて個人的なことがらを世間の介入から守る機能があるのです。話さないでおこうとおもうこと、恥ずかしくて心の中にとどめておくことは、話の種にしたり傷つけてはいけません。じろじろ見てはいけません。さらしものにしてはいけません。対象にしてはいけません。
(宿命を越えて、自己を越えて V.E.フランクル 春秋社)
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