2009-07-01

事実と嘘と

本当のことを言ってほしいと懇願したのに、

嘘を突き通した相手の気持ちは、本当のところは、よくわからないけれど。

今思えば、あの会話の中の、数秒間の沈黙涙目は、

「言った方がいいのか」「この際全部言ってしまいたい」

「だけど言うわけにはいかない」という相手の葛藤だった。

そこには相手自身の身勝手さも含まれているとは思うが、

当時の自分精神状態は相手が一番よくわかっていたし、

あの嘘に落ち着くほか無かったんだろう。

友人に話したら「綺麗に別れる必要は無かったんじゃないか」

「相手は嘘を突き通すしかないけど、それに負けないで

問いつめて逆切れされても、言いたいことを言って

スッキリした方が良かったんじゃないか」と言われた。

確かに。でもどうしても言えなかった。

きっと、言わなくてよかったと思える日が来ると信じて、

今はただじっとしてる。

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