2009-06-11

今日見かけたネット伝言ゲーム

国立大学は04年度に国立大学法人化。目的ごとに細かく予算を決めていた仕組みを改め、基礎的な運営費として一括交付し、大学裁量で使い道を決められるようにした。予算が余った際も、国庫に返納する必要がなくなった。

(中略)

政府は「骨太の方針06」に基づいて、国立大学への交付金を07年度から年1%ずつ削減している。大学側からの反発は強いものの、財務省予算の効率運用継続を求めるとともに、埋蔵金」の積極的な活用を促して交付金の増額を回避したい考えだ

国立大学に「埋蔵金」3000億円(http://www.asahi.com/national/update/0606/TKY200906050446.html)」

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でも、血を流して生み出した剰余金存在を理由に、予算をより厳しく削減されるようになるのだとしたら、経営の効率化は大学にとって今後、無駄なことでしかなくなります。

国立大学法人予算剰余金を「埋蔵金」と呼ぶ財務省(http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/2009/06/post_432.html)」

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本当に財務省の小童役人の戯言がせっかくの制度台無しにしようとしています。当初は上辺だけの行政改革の一部だったのかもしれませんが、せっかくある程度成果が出て効率化し、馬鹿げた単年度主義の予算からも脱却しようとしているのに、これでは記事にもあるように、余らせると埋蔵金として吸い上げられるくらいなら、使い切ってしまえという昔の発想に逆戻りでしょう。

国立大学法人埋蔵金なんてない(http://d.hatena.ne.jp/ttymry/20090607/1244382039)」

財務省大学に余ったお金があるから補助金を増やさないようにしたいという話から、財務省は余ったお金があるから補助金を減額するという話になり、最後には財務省大学から余ったお金を分捕るという話になってしまったでござる。

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