2009-05-31

内定をもらった友人に殴られた

今日サークルの友人と些細なことで口論になった。

客もまばらなマックの2偕席で、就活についての話をしていた。

友人はすでに内定をもらっており、今日は僕にアドバイスをしてくれる、ということで会った。

しばらくの間、一般論というか人生訓みたいなものを聞かされ、

少々うんざりしたので、「もうすこし具体的な話をきかせてくれるとありがたいんだが」といった。

すると友人は、「具体例なんてのは、人それぞれにしか通じない話で役に立たないんだよ」と、

いきなりちょっとキレ気味に返してきた。

それで、「いや、端的にいって、話が退屈なんだわ」というと、

「甘いんだよ!」と声を荒げ、「社会人ってのはなあ……」云々と説教みたいなことをはじめた。

二つとなりの女子高生たちから小さな声があがった。

げんなりしたし、腹が立った。それでつい、

「じゃあ、お前が去年やったサークル費の使い込みは社会人的にはどう考えるべきなんだよ?」と、

それまで皆の間でタブー化していた話題をもちだしてしまった。

友人はそのことを僕が知っているとは思ってもいなかったらしく、

みるみる顔が真っ青になった。

そしていきなり、テーブル越しに殴りかかってきた。

幸い、上体をかがめてパンチをよけることができ、そのまま紙コップの水を彼の顔にぶちまけることができたのだが、

彼はそれまで決して暴力的な仕草を見せたことがない男だったので呆気にとられた。

「頭冷やせよ」そういってやった。

友人はトイレにたち、戻ってくると、「ごめんな」と呟いた。

ぼくは「恥かしいやつだなあ」といった。

すると彼は、「ざけんな!」と叫び、こんどは立ちあがって、思いっきり僕を殴りつけた。

一瞬、気を失いそうだった。鼻の奥に強い違和感を感じて、

気づいたらテーブルの上が血だらけで、

見あげれば、友人は席をたって店をでていくところだった。

恐怖感に包まれてしばらく体が動かず、ただ指だけが細かく震え続けていた。

部屋に帰ってから、夜、友人にメールを送った。

「ごめん。おれが挑発的すぎたかもしれん。悪かったな」

しばらくして返信。

「了解。気をつけろよ。社会人になったらそんなの通用しないんだからさ」

だって……

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