外国に行って外国人と会話していると、ついつい「日本人として」の意見を言ってしまうことがあるじゃない。自分の政治信条とか趣味嗜好ではなく、日本国民の総意と利益の代弁者であるかのように振舞ってしまう(適切に代弁できているかどうかはともかく)。
在日や同性愛者、被差別部落出身者みたいな「マイノリティ」と話しているときの違和感ってこれなんだなとわかった。私はこう思う、ではなく、「マイノリティとしての私」はこう言うべきだ、というポイントから主張がなされる。常にラベルを背負って、その集団に一体化して、発言してしまう。
Permalink | 記事への反応(0) | 16:22
ツイートシェア