高級機械時計の魅力の源は、メカへのロマンとフェティッシュだそうな。
時を刻むという目的を、電子技術を使わない「メカ」という枠組みの中でどのように表現するかという、一種の芸術だという理解です。
これに似たものはたくさんあって、高級スポーツカー、高級オーディオ等々。
ブガッティ・ベイロンみたいに、時速400キロ出す必要などどこにもなく、そもそも出せる場所さえない。
人を運ぶだけならヴィッツで充分。安全に早く運びたければ、せいぜいベンツで充分。
でも速く走るという目的を達成するための表現として作り出された車はある種の、技術による芸術品であり、タイヤまで開発したような努力に価値を見いだす人がお金を払うんでしょうなぁ。