ミステリーとは、謎を提示して、その謎を我々に解かせるモノである。
・だれが ・なぜ ・どうやって
しかし、問題を解くにあたって、フェア・アンフェアという問題がある
我々は、与えられた本文中の情報だけで、本当に謎が解けるのか ということである。
探偵『あなたは、私たちの知らないある種の秘密の通路を使って、彼を殺したんだ!!』
これでは、わたしたちにわかるはずもない。
○解く際の、情報そのものの提示が、あるか、ないか。
○解く際の、情報からトリックを、誰でもすいそくできるかどうか の2つである。
昔、なぜかここに住んでいた男の子の二人は、気づいたら、違う部屋にいたことがある。などの情報の有無である。
後者は、秘密の通路へと発想を、飛躍できる情報だったのか、どうかである。
廊下を歩くと、妙に、音が反響した。という一文から 秘密の通路の存在を導くのか??
上記のような 一文から、秘密の通路を導くのかでは、 明らかに違う推理である。
この2つが、満たされているか非常に重要である。
ノックスの十戒、ヴァン・ダインの二十則。などのミステリーを作る作法にもこれの具体例が書いてある。
・2つ以上の秘密の通路を使ってはならない。
・科学的に、複雑な説明などを必要とするトリックを用いてはならない。など。
これは、個人的な要望だが、事件の発生を事前に知り、発生以前から目を凝らしていられるかである 。
恋愛小説を読んでいたつもりが、ん? いなくなった恋人の行き先の推理??
そんな、情報に目を凝らしていないよ!! てな事が度々あった。。。
あらすじなどで、消えてしまった彼の行方を捜す・・・。その先にある、二人の恋。
なんてかいてあると、眼を皿にして、真剣に、謎を探そうとする。