ちょっと太り気味の彼女。前から暗に痩せてほしいオーラは出しているんだがね。
でもなんつーの。あっちも気付いてるはずなのに、都合のいい時だけ忘れてるよな。その事実を。
あいつがジーンズ買うときスリムなジーンズを手に取って、「これどうかな?」とか聞いてくる。
いや、どうかなと聞かれても・・・。若干太ってるし無理なんじゃないかと考えてしまう。いやまぁ、俺の考えは当たってるんだけどね。
答えに困る俺はとりあえず、「着てみないとイメージできない」と濁す。そしたら「じゃ、履いてみる」とその気になってもうた。
フィッティングルールで着てみて、俺に見せるその姿はやはり若干無理がある感じ。パッツンパッツンだしさ。
「ちょっとキツそうだね」と言う。でもそれを認めたくないんだろう。「履いてたらのびるかも」と希望的観測。
その気持ちは分かるが買う前からそんなんでどうする。パッツンパッツン買うよりもうワンサイズでかいの買えばいいと思うんだが。
まぁ、分かるよ。認めたくない気持ち。でも認めないとさ。
ダイエットするって何回も聞いた。いい加減実行されない事にいらだって喧嘩した事もあったな。
結局何も変わってない体重。もう言うのも疲れた。最近じゃダイエットしろとは言わない。ただ事実だけは伝える。
今日そんな俺の発言に気分を悪くしたのか、それ以降口数がものすごく少なくなった。
そんなんだから俺もどーでもよくなった。服を買うたびに変に気を使うのはもう疲れた。
暗に痩せてほしいオーラは出しているんだがね メタボでなければ、別に、ねえ あーでもこういう口出しそのものが野暮なのか カップルってわからん