本居宣長から和辻哲郎までの国学の流れを整理している某大学の教授がいるのだが
その人の著作に大変興味があってよく読んでいる。
戦後、和辻哲郎は天皇を擁護したというだけの理由で、思想界から大分嫌われているようだが
本来的には進歩的な人間で、民族右翼とは一線を画する一流の思想家だった。
この某大学の教授はその流れを批判的に継承した、なかなかの正統派で力強い説を展開するタイプの思想家さんだ。わざわざ仏教や国学、神道から近代思想を真面目に研究する本格派がこの人以外どれだけいるだろうか。
でも正直、この分野に興味が無い人、著作読んでない人に説明出来る程読み込んでる訳でもない。だからこんな所に書いてるわけだが。
同じような興味を持ってる人を余り見かけない。
どうもスピリチュラル系や、平田篤胤の流れの古神道や修験道や教派神道の人ばかりで焦点が違う人達ばかりだった。
まあ、目立てばアホが突っつきに来るからこんなもんでいいのかもしれませんな。
「天皇制を擁護したせいで思想界から嫌われて…」云々というのは、一種の勘違いでは無かろうか? 単に、「日本『発』のオリジナルな思想家」を研究しても『飯が食えない』から、...