佐藤秀峰が言ってるのは、出版社は最低限、漫画家とそのアシスタントが食うに困らないくらいの給料を支払うべきだってこと。その必要以上に高額の給料を要求してるわけじゃない。供給過多の漫画家側に対して、需要過小の雑誌メディア側は交渉力が強い。それにものを言わせて売れっ子漫画家以外の作家への待遇を不当に低くしてきた出版社ってのは罪だなと思う。
こういう問題って長らくくすぶってて、色んなとこで散見されてたけど、テレビ、新聞、同様に出版社の凋落が著しくなってきたタイミングでこの問題が本格的に顕在化するのは必然なのかなって気がしてる。沈み行く舟にしがみつくのは得てして既得権益者。甘い汁の味が忘れられずに吸える限り吸い続ける。一方、もともとその舟にいても、たいして甘い汁吸えてなかったやつ、かつ、独立の実力があるやつ、そういうやつから順に泥舟脱出計画を実行してく。当たり前じゃね?佐藤秀峰の試みをおれは応援するね。