「法治国家」は人治に対する概念。政治を担当する者の恣意や裁量をできるだけ排して,成文化された法律によって運営していこうとする立場。別にその法律の内容については問わない。法律が悪政(*)を肯定していれば,それにのっとって悪政をおこなうことが法治主義にかなう。法内容の妥当性まで言いたいときは「法の支配」という言葉をつかう。
(* 何に基づいて「悪」を判定するのかはけっこう問題。神だの自然法だのを持ち出さなければならなくなって実証主義の枠内から外れてしまう。)
Permalink | 記事への反応(0) | 13:08
ツイートシェア
法律とか契約がどうであれ、状態が発生してしまうと、そこに権利が生まれてしまう、 そして一度権利が生まれてしまうと、それを無しにすることは無茶苦茶難しい という類のものがあ...
「法治国家」は人治に対する概念。政治を担当する者の恣意や裁量をできるだけ排して,成文化された法律によって運営していこうとする立場。別にその法律の内容については問わない...