なぜ、今日という一日、ろくに何もせずに過ごしたのか?
ー今日は雨だったから、外に出たくなかった
昨日は雨ではなかった。しかし、昨日もろくに何もせず過ごした。違うか?
ー昨日は、特に何もしたくない気分だった
それなら、雨が降っていようと、いまいと、今日という一日を無駄に過ごしたのではないか?
ーいや、それは違う。今日は外に出たかった
なぜそういえる?
ー根拠はない
外に出なくてもできることはなかったのか?
ーないことはない。部屋の片付けは近いうちにする必要があると考えている。
ならば、なぜ今日はそれをしなかった?
ー今日は、それはしたくない気分だった
昨日は雨が降っていなかったが、外に出る気がなく、片付けをする気もやはりなかった。今日は雨が降っていたので、外に出なかった。しかし片付けをする気はなかった。そういうことか?
ー相違ありません
雨のせいにしているだけで、結局今日も何もやる気がなかったのではないか?
ー否定できない
先ほどは、今日はやる気があると言った。どっちなんだ?
ー雨のせいでやる気をなくした
明日はやる気が出るのか?
ー雨が降らなかったらあるはず
もし降らなかったら、何のせいにする?
ー何のせいにもできないだろう
それでは、もし明日何もしなかったら、自分のせいだと認められるか?
ー認めるも何も、本当は分かっている