うつ病は、「うまく付き合っていく方法を探す」なんていう生易しいものじゃなくて、精神科で薬をもらって半年~数年かけて悶々と「治す」ものです。「うつ病と闘う」とか「うつ病と立ち向かう」という表現は適切ではないかもしれないが、本人にとっては闘病生活であることは確かなので、まだ、適切と思える。
うつ病も人によって具体的な症状は千差万別だから頭ごなしに否定はしないけど、少なくとも、「うまく付き合っていく」という表現では、「一生治らないから受け入れるしかない」というようなイメージを与えかねない。そんなことはない。効果は劇的ではないし、副作用もあるし、再発も多いかもしれないが、ちゃんと抗うつ剤を飲み続ければ治るものです。よくあるのが、
というケース。
「うつ病とうまく付き合っていく方法を探す」なんて暇があったら、さっさと精神科に行きなさい。精神病は、うつ病以外にもたくさんあるからね。うつ病ではなくとも、他の病気かもしれない。
あと、藤原紀香は「うつ状態」を経験しただけで、まず間違いなく「うつ病」ではないよ。じゃなきゃ、こんな役は受けんだろう。
http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20090331/1238462675
「うつ病と闘う」だの「うつ病に立ち向かう」だのいい加減にしろよ!なんでコイツラは病みつかれた人を静かに寝かしておくことすらできないんだろうね。うつ病って「立ち向かっ」たり「闘っ」たりするものじゃなく、そういうものだと受け入れて、うまく付き合っていく方法を探っていくものだと思っていたんだけど、スポーツ報知の記者様のお考えは違うようです。そもそも「立ち向かっ」たり「闘っ」たりする気力が(さまざま要因によって)なくなってしまうからうつ病になるわけで、そこからしてよくある「闘病モノ」と同じように考えてるのがまるわかり。しかも藤原紀香の役が「うつ病」になるわけではない。ホントどうしようもない記事だね。わからないなら「大本営発表」を丸写しにしておけ。