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確かに、「人権のためなら法を曲げても良い」と言わんばかりのシンパ達の主張に生理的な嫌悪感を感じるのは否定しない。法が守られてこそ人権も維持できるわけだから。
なんつーかね、わざわざ大仰な基金まで作ってあの娘を日本に居させるってのは、いろいろと据わりが悪い気がするんだよね。それよりもスマートな選択肢はいろいろあるんじゃないの？と。
あの娘のためを思うなら両親の元で暮らすがいいに決まってる。それを最優先に考えるなら、両親と一緒に帰国した方があの娘のためにもなるんじゃないか？幸いな事にフィリピン政府が支援を発表してるんだしさ。
だから周囲のシンパ達がそういう発想を全くしていない点に俺は何とも言えない気持ち悪さを感じてしまうんだよね。あの基金に何か別の意図があるんじゃないかと勘ぐってしまう。彼女の名前を冠した基金だけど、実際はあの娘が両親と離ればなれになるのを維持するために使われるわけだろう？
それに、もしあの娘が今から心変わりして親と一緒にフィリピンで暮らしたいと思っても、もう周囲がそれを言わせてくれる空気じゃなくなってるんじゃないかな。多感な時期に周囲の大人の都合でそういう生活を強いられたら、いろいろと後を引くんじゃないかなあ。
確かに基金を作る事自体は当人達の判断だから外野がとやかく言う事じゃないのは分かってる。でも、「お前ら、本当にあの娘のためを思ってやってるの？」という疑念はどうしても拭えないんだよね。
「あの娘のためを思うなら両親の元で暮らすがいいに決まってる」と言う理由は？ 仮に生まれた時からずっと外国暮らしでその国の教育を受け、日本語も日本文化もろくすっぽ知らない...
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