10000行書いてはじめて発現するバグ。初歩の段階では意味を成さない。
コードは次第に複雑多様化し、乱雑になり、保守は困難になり、凝縮された手続きによりたった数行で全体が破綻する事もある。
それぞれが横断した膨大な量の資料、それを繋ぎ止めるのは頭の中にある極度に抽象化された脳細胞のネットワークが織り成す些細な電気信号と、手元に残った(完全に再現してるかどうかも不明な)思考を反映したコードのみ。
前者は時間が経てば消える。後者は妄想の産物に過ぎない。
曖昧な仕様、迫る納期、集中できない環境、溜まる鬱憤。
果たして机上の空論に価値が齎される事はあるのだろうか、この苦悩が報われる事はあるのだろうか。
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