2009-02-09

ズボラなやつはYシャツを着るべき

ファッションに敏感なヤツというとちょっと大げさかもしれない、つまり小綺
麗にしてるヤツと、俺のようにズボラなヤツとの決定的な違いになんだかやっ
と気がついたんだ。

もちろん服の選び方や着こなしのセンスなんていうのはあるんだろうけど、まぁ
そんなことは言い出すと切りがないし、スタイルはそれこそ色々なんだからと
りあえずおくとして。
決定的な違いはだね、着られるものとそうでないものを切り分ける閾値みたい
なものなんだよね。
うん、たぶんこれがすっごく大きいんじゃないかと思うんだよ。

Tシャツトレーナーなんかを長く着てるとさ、袖口とか襟元とか裾とかね、
ヨレてくるじゃない。安モンは特にさ。
でも、まだそんなの全然着られるし、別に捨てることはないと思っちゃう。思
うどころかその程度で捨てるなんて発想そのものがまるでない。
だけどキチンと小綺麗にしてるやつは言うんだよ。お前Tシャツ襟元がへたっ
てるぞ、そんな貧乏くさい格好するなよ、ってね。捨てて新しいの買えって言
うんだ。

「だってまだちゃんと着られるし、洗濯もしてるから汚れてるわけじゃないし、
ひどくほつれちゃったり破れちゃったりしてるんならさすがに着ないけど、
何も捨てることはないんじゃないの」
「いやいやなんで穴空くまで着なきゃいけないんだよ。不潔かどうかじゃなく
て見た目がショボいって言ってるの」
「じゃお前はちょっとヨレたくらいでシャツ捨てちゃうのか」
「ちょっとかどうかはそのときによるけど、まぁ着られなくなったら捨てるだろ」
「だからまだ着られるじゃん」
「着られないだろ、もうその状態は」

なるほど。
要するに閾値が違うんだよな。
言われてみると、例えば着るものに不自由するような貧しい国では、俺が捨て
てしまうようなものでさえ、まだ十分着られる服だと思うだろう。
もったいないと思う範囲、自分の基準に合わなくなったと思う範囲が違うんだ。
で、これはどうやらユニクロとかデザイナーズとかいうより重要な位置づけみ
たいなんだよね。
見た感じの清潔感が違うと言われれば、たしかにそれはそのとおりだしな。

まぁそこでちょっと考えたんだけど

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