中立命題ってよく言われるけど、税のゆがみとか流動性制約がスルーされすぎな気がする。無貯蓄世帯が2割以上いる今の日本なら国民が合理的に行動すれば、将来増税されるとわかってても消費を減らすなんて事はないだろう。ましてや消費税という将来の消費より今の消費を増やすほうが合理的になる増税方法なんだし。あと中立命題というのはその名のとおり税金と国債のどちらでも中立なわけで効果がないということが言えても逆効果ということも言えないので財政出動に賛成する理由にも反対する理由にもならない。逆に財政再建についても同じ事。本当に中立命題が成り立つならしてもしなくてもどっちでも良いというのが正しい結論なのになぜか反対する理由に使う人がいるのが謎。