セフレとして付き合っている男がいる。
彼とはある音楽イベントで知り合い、付き合い始めて直ぐ、寝た。
孤独だった私は、孤独であることの虚無感をうめるために彼にのめり込んだ。
私はほったらかしにされた。
私はかまってほしかった。
一緒にご飯を食べたかった。
一緒にお酒をのみたかった。
一緒に買い物にいきたかった。
一緒に過ごし、肌を重ね、長い夜を分かち合いたかった。
しかし、彼にとっては、私の優先順位はとても低かった。
単なるセフレとして後腐れなく付き合おう、と申し出た。
彼は、それを承諾した。
そして、私達は「単なるセフレ」として付き合っている。
最初、私は、自分は体だけを求める
非倫理的な売女のような女だから、これでいいのだと思っていた。
しかし、月に1回、2回くらいの頻度であい
会った時は楽しく語らしい、飲食をともにし、夜は優しい愛撫をうける。
そんな関係が続くと、とてもとても寂しくなった。
セフレだから、これ以上は望めない。
一緒に済み、一緒に笑い、一緒に泣き、家族を増やして
幸せな家庭を築き上げることもできない。
孤独な夜に、肌や唇をあわせ、相手の心臓の鼓動や体温をかんじながら
眠りにつくことはできない。
ひとりで、夜の深い底にいると、発狂しそうになる。
彼は優しい、しかし、残酷だ。
私の気持ちをしっているのに。
そこまで悟っているのに、
私は今日も、彼の連絡を、ただ待っているだけである。
今が楽しいなら良いんで無い? 所から見たら、都合よくセックスが出来る女としか見て無いけど
あなたにはその人が必要なの? それとも「男」が必要なの?