2009-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20090112035343

うちの母に言わせると、俺のばあちゃん(母方の祖母)もぼけてきている。当年とって94歳。

田舎に住んでいるからたまにしか会わないけど。

確かに最近のことは覚えが悪い。朝ご飯まだかとか本気で聞いてくる。ギャグじゃないかと思うくらい。

昔のことはよく覚えている。でも辻褄は合わないことがある。

同居している伯母を俺の母と間違えたり、俺の母を伯母と間違えたりもする。女学校時代の友達と間違えることもあるとのことだ。

間違えるというか、記憶の混濁か。

  

ただ、痴呆とは違うと思っている。年齢的にも仕方ない。脳梗塞の影響で体半分が自由に動かないということもある。

なにより本人も記憶が定かでないのを認識している。これには驚いた。自分でも話の辻褄が合わないのに気づいているんだ。

ばあちゃんは同じ話を繰り返す。俺はばあちゃんが同じ話を繰り返しても何度でも聞く。同じ話の同じオチでも同じように笑う。

そもそもその歳になって時事の話題が出てくるわけない。

ばあちゃんは記憶資産棚卸しを行っているだけだ。

少なくとも話の中ではばあちゃんはばあちゃんそのものだ。

むしろ何もしゃべらなくなったら怖い。

ていうか俺の方が無口な老人になるかも知れない。そうしたら表面的には正常でも実際には痴呆かぼけかわからなくて始末に負えない。

  

元増田のところと違って妙に頑固とかはまだないようだ。

でも夜中寝ているとき、しばしば大きな声を上げ伯母を呼ぶことがあるそうだ。なにか怖い夢でも見ているのだろうか。

でもまだばあちゃんはばあちゃんだ。

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