2009-01-11

唯一「ダメだこいつ」と思わせた人

昔いた会社上司が本当にダメな人だった。

何も知らない新入社員である俺に、入社早々同僚たちが愚痴を聞かせるくらいに信頼のない人だった。

指示通り書類を作ったら、小出しにダメ出しをするので、

こんなやりとりをする間にこの人が作った方が早いんじゃ、と思わせるような人だった。

30分前と180度違うことを平気でいう人だった。

しかも、「状況は刻々と変わるんだから当たり前だ」と平然という人だった。

(ホントに刻々と変わってるならいいんだけど、同じ書類を元に180度違うこというから困る)

このプロジェクトで頑張ってもらうから、といいながらその会議には参加させない人だった。

その割には、今日は参加してもらおうか、とかいきなりいう人だった。

そして、途中経過も教えてくれないからちんぷんかんぷんなのに、何か意見はないのかっていう人だった。

それでも、敬意を持ってその人には接した。

自分よりも経験のある人を軽蔑することなんてできなかった。

でも、それがストレスになって精神的に疲れた。

なので、会社を辞めることにした。

で、最終日、みなにきちんと「お世話になりました」と挨拶をして、気持ちよく帰れると思った。

しかし、最後の最後、靴を履き替えようと思ったところで、その上司がやってきて僕に言った。

社長と○○さんには挨拶したのか?」

もうね、目が点になるってあのことだと思うよ。

何、おまえだけに挨拶したと思ってるの?

むしろ、おまえにだけは挨拶したくねーって思ってんだよ、こっちは。

けどな、そんなことして角を立てても仕方ないから、きちんと挨拶してんだよ。

他の人はいろんな言葉をかけてくれたぞ。

社長なんて「辞めるの止めない?」って言ってくれたぞ。

○○さんは「もったいない。これからなのに」って言ってくれたぞ。

おまえは、めんどくさそうに「おつかれさん」と言っただけじゃねーか。

その後、一日はずーっとイライラしっぱなし。

後にも先にも、ここまで俺をむかつかせた人はいない。

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