何も知らない新入社員である俺に、入社早々同僚たちが愚痴を聞かせるくらいに信頼のない人だった。
こんなやりとりをする間にこの人が作った方が早いんじゃ、と思わせるような人だった。
30分前と180度違うことを平気でいう人だった。
しかも、「状況は刻々と変わるんだから当たり前だ」と平然という人だった。
(ホントに刻々と変わってるならいいんだけど、同じ書類を元に180度違うこというから困る)
このプロジェクトで頑張ってもらうから、といいながらその会議には参加させない人だった。
その割には、今日は参加してもらおうか、とかいきなりいう人だった。
そして、途中経過も教えてくれないからちんぷんかんぷんなのに、何か意見はないのかっていう人だった。
それでも、敬意を持ってその人には接した。
なので、会社を辞めることにした。
で、最終日、みなにきちんと「お世話になりました」と挨拶をして、気持ちよく帰れると思った。
しかし、最後の最後、靴を履き替えようと思ったところで、その上司がやってきて僕に言った。
もうね、目が点になるってあのことだと思うよ。
何、おまえだけに挨拶したと思ってるの?
むしろ、おまえにだけは挨拶したくねーって思ってんだよ、こっちは。
けどな、そんなことして角を立てても仕方ないから、きちんと挨拶してんだよ。
他の人はいろんな言葉をかけてくれたぞ。
社長なんて「辞めるの止めない?」って言ってくれたぞ。
○○さんは「もったいない。これからなのに」って言ってくれたぞ。
おまえは、めんどくさそうに「おつかれさん」と言っただけじゃねーか。
その後、一日はずーっとイライラしっぱなし。
後にも先にも、ここまで俺をむかつかせた人はいない。
上司の上司に言って、上司変えてもらえばよかったのに。
その上司が所属部長で取締役だった場合はどうすればいい?
私は、淡々と、選択肢の提示と、私が実行するつもりのベストな選択肢の明示と、決定の催促を、完全に他の人にもオープンにして行ってましたよ。 「このようにする予定ですので、...
あなた、まさか俺の前任者じゃないだろうな。 今のところ、こういう人なんだなー、と全スルーで対処中。 そろそろどうにかなりそうな気分。
あなたが製造本部システム設計課にいるなら後任者です。
ああ違ったよ。 こういう人はどこにでもいるんだな。 俺はいつまでスルーできるかしら。