2009-01-04

ヤスタカウィルスについての考察

ヤスタカブームを経験した人々と中田ヤスタカについて話すと、皆一様に狐につままれたような顔で、あれは何だったんだろうという話になる。

曰く、ハマるとほとんど中田ヤスタカ楽曲しか聴けなくなるほどのめり込むが、数週間、長くて数ヶ月で嘘のようにその熱が冷めるのだという。

まるで麻疹かノロ・ウィルス感染したかのようだ、という話になる。

しかもハマっている間に周りの人間布教するので、自分の熱が引いたころに周りがハマりだし、自分だけ蚊帳の外な気分を味わう。

これらの性質から、中田ヤスタカの一連の楽曲ヤスタカウィルスと呼ぶことにする。

ウィルスという呼称はその性質から付けたものであって、他意は無い。

面白いのは、ヤスタカウィルスがいくつかの種類に分かれていることだ。

COLTEMONIKHAヤスタカウィルスcapsule前期型ヤスタカウィルスcapsule後期型ヤスタカウィルス等である。

実際のウィルスがそうであるように、一度感染したウィルス抗体が生まれて感染は起こらなくなるが

同じヤスタカウィルスでも型が異なれば再び感染する可能性がある。

すなわち、再びヤスタカサウンドにのめり込み、一気に熱が引いていく経験をするのだ。

翻って、ここ一年ほどのPerfumeヤスタカウィルス感染拡大について。

発症期間は数週間から数ヶ月であるという従来のヤスタカウィルスの性質と比べ、この一年という期間はやや長いと言える。

しかも拡大の勢いは留まるところを知らず、年末紅白によってさらにその勢いは加速したと言ってよいだろう。

拡大期間が長くなった一因として罹患者が時期によって入れ替わっていった、という要因ももちろんあるのであるが

もっとも大きな理由は、Perfumeヤスタカウィルスが他種のヤスタカウィルスよりも発症期間が長いことである。

驚くべきことに、最初期にPerfumeヤスタカウィルス感染しながら、未だその症状が治まらない罹患者が後を断たないという。

では何故発症期間の長い亜種が誕生したのか、それはPerfumeアイドルユニットであること、そしてPerfumeが既にパッパラー・ウィルス感染していたことが理由として挙げられる。

Perfumeヤスタカウィルスが拡大を始めた頃、エレクトロワールドコンピューターシティ等のクール楽曲

いかにもアイドル然としたMCのギャップに驚いた人は少なくないのではないか。

ヤスタカウィルスとパッパラー・ウィルスという、全くタイプの違う二種がアイドルユニットPerfumeという媒介を通して交じり合ったことで

より対応の難しいウィルスが生まれたのである。

また、対応をより難しくした要因として、カクカクシタヘンナオドリ・ウィルスという第三のウィルス存在も忘れてはならない。

そしてもう1つ、微妙な二人とものすごく可愛いショートカットの子という絶妙なキャスティングノッチ・ウィル

眠くなったので眠る。

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