2008-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20081121190224

自家受精だと交配させるたびに遺伝子型の分離比が二つの対立形質A,aがあるとして、雑種第n代で AA:Aa:aa = 2^(n-1)-1:2:2^(n-1)-1となってヘテロ接合の割合が減るので若干優性形質の方が多くなる。

ただし、人間の場合もちろん自家受精なんて出来ない。まぶたの二重一重を決める遺伝子をA,aとして、AA×AA, AA×Aa, AA×aa, Aa×Aa, Aa×aa の五種類の掛け合わせ方が有る。… (1)

それぞれ掛け合わせると、AA×AA = 4AA, AA×Aa = 3AA+Aa, AA×aa = 4Aa, Aa×Aa = AA+2Aa+aa, Aa×aa = 2AA+2aaとなる。

ここですべてを考えた分離比は、遺伝子型:AA:Aa:aa = 10:7:3 表現型:[A]:[a] = 17:3

一重の方が少なく思えるが、実際、この分離比通りになる事は難しいだろう。それにヘテロ接合の人が少なくなる事はないだろうから一重が絶滅するという事はまずないだろう。

それに二重だからといって全てがホモ接合ではないだろう、一重の数が減るという事もないと思う。(ただシミュレーションしてはみたいが、人間の場合、交配に制限があるからなあ)

  • サンクス こんなに複雑な事だとは思わなかった もっと単純に劣性は数が減るんだろうくらいに考えてた

  • ちょっとわからないんで教えてほしいんだけど、aa×aaってのはないの?

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