以下の文章を読んで後の設問に答えよ。(各4点)
江戸の呉服問屋高田屋吉兵衛は、十八世紀なかばの庚辰の年に生まれた。
吉兵衛は、お袖・仙八・お民という一男二女を儲けたが、仙八は姉のお袖とも妹のお民とも頗る相性が悪かったので、しばしば嫌がらせをした。
ところが仙八にとって真西の方角は大吉だったと見え、彼がお伊勢参りや京見物に行くと、決まって運勢が上向いた。
二人の娘が年頃になったあるとき、吉兵衛が娘のお袖とお民の花婿を探していると、二人にとってとても相性のよい権助という若者が見つかった。仙八も権助とは馬が合うと見え、二つ違いの権助の面倒をよく見てやった。
・この文章の登場人物はすべて満何歳として数えるが、翌年の一月一日に一切ずつ加齢するものとする。
・後の設問には、五行説にしたがって答えること。
・下記の設問に答えるときは、必ず根拠を記すこと(根拠無き回答は無効とする)
・登場人物はすべて十八世紀に出生している。
1.吉兵衛の生年の運勢を答えよ。
2.西の方角が最も悪いのは誰か。
3.お民の生年を六十干支で記せ。
4.権助の生年を西暦で答えよ。
5.お民の誕生後、吉兵衛にとって災厄の年となるのは、直近でいつのことか。西暦で答えよ。
陰陽師の養成所にでも通ってるのか兄弟?w