2008-11-06

 日本では、すべてが可能であることを疑い、オタクの力に疑問を呈する人がまだいるなら、今夜がその答えだ。今度の選挙は違うと信じて、投票所に並んだ人々の列が答えだ。老いも若きも、自民党支持者も民主党支持者も、在日朝鮮人日本人も、同性愛者もそうでない人も、健常者も障害者も、すべてが出した答えだ。我々は日本(の一員)なのだ。

 長い道のりだった。だが今夜、今日の決戦を経て日本に変革が訪れた。

 この勝利は皆さんのものだ。私は最初から首相に最もなりそうな候補者だったわけではない。金はないわけではなかったが、平民たちが500円、1000円、2000円と献金してくれた。極寒の日もうだるような暑さの日も見知らぬ人の家の玄関を覗いて回った人々のおかげで選挙運動は力を得た。人民の、人民による、人民のための政治が滅んでいなかったと。

 我々の前には大きな仕事が待っている。拉致問題の解決、危機に直面した地球、世紀の金融危機だ。新エネルギーを開発し、仕事を創出し、学校を建て、脅威に対処し、米国との同盟関係を修復しなければならない。

 道は長く険しい。坂は急だ。だが、私は今夜ほど希望に満ちたことはない。私は約束する。我々は一つの国民として目標に到達するのだ。

 挫折やつまずきもあろう。だが、私は皆さんに、常に正直であるつもりだ。この勝利は、変革のためのきっかけでしかない。後戻りはできない。

 今夜我々は、この国の真の力は武力ではなく、コンテンツ伝統技術と不屈の精神に由来することを証明した。この選挙戦では語り継ぐべき多くの物語があった。秋田投票した女性もその一つだ。106歳の彼女は、かつて(女性という)性別から選挙に参加できなかった。彼女日本敗戦後の混乱に包まれ、高度経済成長によって失敗を克服する国を見た。彼女日本がどれだけ変化できるか知っている。我々はできる。

 我々の子どもたちが来世紀を生き、私の娘が森光子さんのように長生きすればどんな変革を目にするのだろうか。どんな進歩を成し遂げられるのだろうか。今がその使命に答えるチャンスだ。今が我々の時代だ。子供たちに機会の扉を開き、豊かさを取り戻し、国体護持を唱え、基本となる真実を確かなものにする時だ。皮肉や疑いに直面した時、「できない」と私たちに語る人がいる時、時間を超えた道理で答えるのだ。為せば成る、と。

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