■昔の話

高校3年間、まさに自分の青春をすべて捧げた彼女がいた。

本当に大好きで、大事な存在だった。だから大切にしていた。

よく、自分の部屋に彼女を呼んだ。

いろんな話をして、たくさん抱き合って、お互いにキスし合って、触りあった

（付き合い初めて1年以上経ってからだったが）

軽はずみな気持ちではなく、本当に好きだったからそうしたかったし

彼女もそれを許してくれた

でも、セックスはしなかった。

妊娠するかもしれないというリスクを背負わせるわけにはいかない

自分なりの彼女を大事にする方法だった。

ずっと一緒にいられるなら、急がなくたっていい。という思いもあった。

一度だけ、気持ちを抑えきれずに「したい」と言った事がある。もちろん避妊はちゃんとするつもりだった。

彼女は恥ずかしがりながらも承諾してくれた。きっと愛のあるセックスができたと思う。

しかし、

高校卒業はそんなに先じゃない。

ずっと大事にしてきたんだから、もうちょっと経ってからでもいいじゃないか。という気持ちと

以前に、生理不順になったときに

「手についてたせいで妊娠したのかもしれない」という心配性な彼女を不安がらせたくない気持ちが勝り、

結局は行為に及ぶ事はなく、普段とまったく同じだった。

それが彼女と最後にあった日になった。

なんのことはない、些細な事で喧嘩になりメールと電話で散々言い合った末振られた。

受験前の精神状態ではお互いに歩み寄ることもできなかった。

彼女のあまりの理不尽な主張に言い方こそ厳しくはなったが

自分は間違った事を言っているつもりはなかっただけに、

一方的に「もういい別れる」と言い放たれたのはショックと悔しさでいっぱいだった。

ずっと大事にして来たが、終わるときはあっけなかった。

（酷い振りかただったというのに、後に何食わぬ顔で連絡を取ってきて

　「今は良い友達」と美談でまとめようとしてしていたのが非常に腹立たしかったのはまた別の話）

もう数年も前のことだ。

喧嘩のこと、振られたことは自分の中で整理も決着も着いている。

反省すべきことは反省したし、未練もない。（こう思えるまでに1年以上はかかったが）

ただ困っている事がある。

女性経験がその人としかない自分は、

オナニーの時の妄想と彼女の体の感触の記憶が問答無用でリンクする。

くやしい・・・でも、感じちゃう・・・ビクンビクンッ

ではないが、

嫌な思い出が必ずちらつくのは、切ない事この上ない。

できることならそろそろ忘れたい・・・

最後に、「未練もない」と言い放ったが

あの時の気持ちのままセックスしていたら、本当にお互いに好きだったし

幸せな気持ちでセックスできて、良い童貞の捨て方だっただろうなぁ・・・とは思う。

Permalink | 記事への反応(2) | 02:35

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