妻が第二子を妊娠した。三人目はまずないだろうから、これで最後。
生物として、一定の役割を終えた気がする。
石狩川を遡上したオスのサケが、メスの生んだ卵に精子を振りかけて、
終わってふと、あたりを見まわしたような、そんな気分だ。
世界は美しいけれど、俺もいつまでもここにいられるわけではない、みたいな。
あと30年は、なんだかんだと泳ぎつづけなきゃいけない。
それでももう、リレーのバトンは俺の手から消えてしまった。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:49
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おい。 せめて第二子が大学出るまで待て。 お前はシャケじゃない。人間なんだ。