「えー、でもなぁ」
「大丈夫だって。気持ち悪いのは初めだけだよ。慣れれば平気になってくるって」
「ほんとー?」
「ほんとほんと。むしろ、好きになってくるよ」
「痛くない?」
「痛くはないよ。あでも最初は優しくしたほうがいいかな。びっくりしちゃうから」
「でもなーやっぱり抵抗あるんだよねー、あんなとこに触れるわけでしょ」
「まあそりゃそうだけど、皆やってることだし」
「うーんまーねー」
「皆がしてるんだからできるって。私も慣れたんだし。なにせほぼ毎日するからね(笑)」
「(笑)」
「今じゃ寧ろやみつきだよ」
「えーやっぱそうなのかなー、皆そう言うんだよねー、慣れたらもうそれしか考えられないって」
「いや、ほんと、そんな感じだよ」
「うーん」
ちょーっとまって!ちょっとまって!
一体君たち何を話してるのそんな普通の声で!こっちに聞こえてるよ!勘弁してくれよ!
とか思ってたら、
「じゃーやってみよーかな。ウオシュレットー。」
「やってみなよー。せっかく新しいトイレにしたんだしさ。トイレットペーパーもかなり節約できるよ(笑)」
ウオシュレットの話だった。ケツ洗浄の話だった。
まあ確かに、うん、初めて肛門にウオシュレットあてるときはビビるよね。確かにほぼ毎日だよね。セックスの快楽に溺れた女子高生とか妄想したこっちが悪かったよ……
一人で勝手に勘違いして一人で勝手に恥ずかしがってた自分がまた更に恥ずかしかった……
しかし、日常で叙述トリックに出会ってしまった!!(こっちが勝手に勘違いしただけだが)ってことだよなこれは!
なんかそのことが妙に嬉しかったぞ!
ビデの話じゃないのん?
「マクド」っていうなら会話も関西弁にしてほしかったなあ。 関西以外でもマクドって言うんだろうか。