2008-08-25

同人誌の値段って、商品価格じゃないよな

続 同人誌を値切る問題

http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/comment?date=20080824&section=1219595499

「この焼き物いいねー。いい色だしてるねぇー」って話かけて「そうですか?これは低温でじっくり焼いたから…」と話を聴いて,「じゃぁこの茶碗2つと,湯飲み1つ…4200円から200円まけてくれない?」って会話は普通にする.で,ことある(茶碗で飯を食う・湯飲みで酒を飲む)ごとに,その時のことを反芻したり,人に話したりする.それは楽しい思い出になるわけだ.

こういった例はいろいろあって,極端な話,たこ焼き屋だって作り手と直接やりとりできる場であるわけだけれど,3パックぐらい買ったら,「ちょっとおまけつけてくれない?」って言って,3つぐらいおまけしてもらうのはそれほど非常識に感じない.(たこ焼きだって丹精込めてつくったものだし,先の人々の理屈で言うと,非常識で作り手の失礼ならしいけれど)

焼き物市の手作り工芸品にしても、朝市の野菜にしても、それを配布するための費用ってないじゃん。

でも同人は、作ってからもお金かかるんだよね。

印刷して、配布可能にしなくちゃいけない。

同人誌価格は、ほとんどがそれらの費用。

工芸にしろ、園芸にしろ、原材料費はあるだろうけど、それは同人だって一緒。

時間換算の人件費だって、結構馬鹿にならないくらいかけられてる。

けど、同人誌価格は、そういった値段ではなくて、印刷費用などの「配布するために」必要になった金額、実費だ。

言ってみれば、これって「梱包料・送料」で、それを値切ってるようなもんなんだけど・・・

原材料費から人件費利益までもが含まれた「たこ焼き」と同列に語れるのは、本当に一握りの大手だけだろう。

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