10代から20代の“心の闇犯罪”の取材でしばしば見かける光景がある。顔にぼかしを入れた容疑者の同級生なる人物がインタビューに応じてペラペラとしゃべるのだ。おとなしい、孤立していた、口数が少ない、キレたことがある、などなど、「お前そいつの何だったんだよ」と突っ込みたくなることをここぞとばかりにしゃべる。そんな“自称”同級生に疑問をもっていたし、そういう映像を見るたびに不快感をかんじていた。
先日、現役力士の若ノ鵬が大麻所持で逮捕された。そのニュースについて、相撲評論家の杉山邦博氏がテレビでコメントしていたが、とても聞くに堪えない話で、その内容が匿名同級生そのもだった。普段から挙動不審、心が幼稚で物を壊したことがある、精神面が弱い、などなど、もっと色々しゃべっていたけど、あまりの不快感で内容を忘れた。
そういう精神面とかさ、心の弱い部分っていうのは友達の中でも親友と呼べる人だけが語れると思うんだ。
一生けんめい取材しているのかもしれない、そして、相撲をもっと良いものにしたいという気持ちがあるのかもしれないけど、あんた匿名同級生と同じだよ。
以上、増田でした。