2008-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20080804084243

ついでにもう一つ加えておこう。

利益は重罰社会にある。

1.冤罪があるからだめだ、というならば現状の社会すら意味がない。重罰社会化によって減らされた犯罪(これは予測不可能)と重罰社会化によって生まれた冤罪の数を考えなければならない。重罰化によって冤罪が増えるかはわからない。しかしながら重罰社会は確固たる法定主義を前提とする。少なくともhttp://anond.hatelabo.jp/20080804091101で述べたように重罰社会の前提は冤罪を減らす方向に向かうはずだ。重罰社会によって減らされた犯罪によって増えた利益と(なぜそれが犯罪と呼ばれるかはそれが大多数において不利益を起こすからである。)冤罪によって被る不利益を考えなければならない。

2.重罰社会はある種の選別を行う。何度も言うように犯罪を行う莫大な不利益考慮できず目先の小さな利益を追うものは「普通ではない人間」だ。言い換えよう、異常者だ、キチガイだ、池沼だ。そういった人間は必ず社会不利益を起こす。そういった不利益を起さぬために選別として重罰社会意味を成す。

3.「普通でない人間」を生まないために教育が直されるのは重罰社会の前提条件だ。教育が直されることによりより「普通でない人間」を減らすことができる。

4.重罰社会において社会福祉改善される、いやされなければならない。(http://anond.hatelabo.jp/20080803143006犯罪を犯さぬよう、少なくとも生活の困難という理由で犯罪を犯さぬよう社会福祉は最善されなければならない。そして人は社会福祉を知らなければならない。

5.重罰社会においてフリーライダーは大きな問題となる。社会福祉が整備させることによってその社会福祉を悪用する人が出てくる(現状も同じだが)それはケーススタディとして経験を重ねるしかない。しかしながら重罰社会は法が身近にある故、そして教育によって法を学ばざるを得ない故に人は法を変える意味を学ぶ。むしろ学べない人間は重罰社会において「普通でない人間」なのかもしれない。

少なくとも重罰社会の前提に社会福祉の向上と法制度の整備と教育改善が必要となる。重罰社会が先に実現しても社会福祉の向上と法の整備、教育改善は必ず実現される。なぜなら人は重罰から逃れるためにそれらが必要であると気付くからだ。重罰から逃れるために重罰をなしにするかこの三つの条件を作り出さなければならないからだ。

記事への反応 -
  • それは逆ではないのか? 重罰社会は法が厳守されることが前提であり、疑わしきは罰せずの原則が厳守されなければならない。 確固たる証拠なしに人に罪を着せることはできないはずだ...

    • ついでにもう一つ加えておこう。 利益は重罰社会にある。 1.冤罪があるからだめだ、というならば現状の社会すら意味がない。重罰社会化によって減らされた犯罪(これは予測不可能...

      • 実現性のまったく無い議論はするだけ無駄。 もし本当にその議論は傾聴に値するなら、それなりに学会で出てくるだろう。 しかし、そのような事を言っている人はいない。 ということ...

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