2008-07-25

地獄

『これは精神が自らを、しかも永久に、投げ込んでしまう宿命である(何となれば、宿命永遠のものだから)。賭博者の地獄は、それから決して医されまいとする決心である。凡ての情念、凡ての犯罪について同じことが言える。煉獄自己の中に何らかの期待を前提とする悔悟である。しかしたとえわたくしが悔い改めるために一千の世紀を持っているとしても、私は自分が同一であり、それをどうすることもできないと誓うことができる。この決心は傲慢である。欲しようと欲しないという憤激の中に人はこの決心そのものを選び、それを護ることを誓うのである。凡ての人はその最初の衝動において絶望する方を好むのである。しかしその時思想は自分自身に対する恐れに捉われる。それは死を欲しながらそれができないことであり、それが永遠意味する。凡ての地獄に落ちた人は赦免を拒否する。一つの争論を見るがよい。人間が考え直すことができないでいるのを見るがよい。考え直すことは自分を赦すことである。』 - アラン - 定義

つまり、僕は自分が地獄にいると思うのだけれど、それを自分は出て行くことを拒否している、ということ?そしてしかもそこに入ったらもう二度と出てこられないといこと?自分を赦せないのは自分だけ?他の人だって、自分を赦せないから、僕らはこんなにさびしい人生を生きている気がする。

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