「その時々の政策が最適であろうと思われる政党がその時々に政治を行えばよい」とは言うけれど、何が「最適」なのかは立場によって見解が異なる。立場の違いというのは「そもそも何を目指すか」ということの違いになるわけで、そうなるとけっきょく、政治は多かれ少なかれイデー(理想、究極目的)の問題、価値の問題に関わらざるを得ない。
はやり、政治というのは各々の理想や価値を実現するための権力をめぐる闘争なんだな。凝り固まったイデオロギーというのも、権力闘争の過程で敵対陣営に勝つために、「こっちの理想や価値のほうが美味しい、正しい」と一生懸命主張して、イデーや価値を純化する結果生じるものなわけだ。だから、あらゆる価値は凝り固まったイデオロギーになる危険性を常に秘めているし、その意味でイデオロギーと政治は、政治が価値と関わる闘争的営みである以上、できるかぎり遠ざけることはできても、完全に切り離すことはできない。
うんと端的に言えば、いかなる政治的立場・政治勢力でも多かれ少なかれイデオロギーを持っているということ。
イデオロギーによって凝り固まった政治も論争も不毛でうんざりだというのはよくわかるし、同感でもある。しかし、イデーや価値の問題なしには政治はできないというのもまた真実(合理的な政策を目指す政治が非合理的な価値に支えられているというパラドクス!)。
けっきょく、凝り固まったイデオロギー政治や論争を避けるということは、「イデオロギーと完全に切り離された合理的で最適な政治を待望する」ということではなくて(そんな政治は存在しない)、「数ある大小の政治的イデオロギーを見比べて、より悪くないと思う方を自分の責任で選択する」ということにすぎない。そしてその選択の際に注意しなければいけないのは、「イデオロギーはないというイデオロギー」もちゃんと本当の意味を読み取って、勘定に入れるということ。
話が抽象的になってしまってゴメン。
よくはてなにいるんだけど、「歴史修正主義」とかいって得々としている人がいるじゃん。 あーゆー文章書く香具師って、結局朝日新聞側(戦後の言論界では圧倒的強者)に擦り寄りた...
かんたんに疑問点・問題点の指摘だけしておく。 第一点。元増田は、言論を振りまく奴はけっきょくどこかの勢力に擦り寄りたいだけとして、一種のイデオロギー批判をしているわけだ...
真面目なご指摘有難うございます。こちらも真面目に答えます。 1について。 左右いずれのイデオロギーも否定する立場は自民党翼賛体制に資するものではないかというご指摘ですね。...
「その時々の政策が最適であろうと思われる政党がその時々に政治を行えばよい」とは言うけれど、何が「最適」なのかは立場によって見解が異なる。立場の違いというのは「そもそも何...
量産型の左翼に対して量産型の右翼が出てきただけだろ。 それをエース機が個別撃破してるだけ。
エースなんかいなさそうだよねぇ。南京事件の議論のgdgdぶりとかを見てると、 右も左も本当にまあ…ヒマだなあと思うよ。 どうも型にはまった議論になるわけよ。 あなたの「エース」...
個人的にはそういうエセ相対主義こそ'80年代の亡霊っぽくて馬鹿に見えますね。 あんたの批判してる相手は、少なくともあんたより本読んでるし勉強してると思うよ。 言論ほど無駄...
おお、すぐにトサカにきた人がきたか。 まあぶぶ漬けでも飲んでいきなはれや。 おあいにくさま、右も左も宗教みたいなもんだからさ、そんな馬鹿とつるみたくはないね。 右や左に染...