なるほどですねー
http://1106.suac.net/news2/tiger23/noroi.html
警察が「呪」に対して動いた事件があった。当時の新聞に拠ると。
昭和29年A市にて、Tさん(女性)は、突然胸の痛みを訴えて倒れた。病院に運び込まれたが原因がまったく判らなかった。数日後、交際相手のYさんが「彼女は藁人形の呪いをかけられている」と警察に訴え出た。YさんはかつてHさんと交際していたが、Tさんと出会い、Hさんに別れ話を持ち出した。しかしHさんは別れようとせず、恋人を奪ったTさんを恨み、近所の神社で丑の刻参りをしたのだという。警察はHさんを脅迫容疑で逮捕した。Hさんの逮捕後、Tさんの身体は一瞬で回復したという。
神社を訪れた人が、五寸釘を打たれた藁人形を発見。これにTさんの名前が書かれていたという噂が本人の耳にはいる。ちょっとしたことでも呪いのせいではないかと考えるようになり、神経質になる。Tさんの場合、やがてその不安が強迫観念となり、胸の痛みとなって発病したと考えられる。
人に見られてはいけない丑の刻参りであるが、もしかしたら、人に見られた方が効果があるのではないだろうか。
昭和29年。とはいえ。人に知られてはいけないのにも合理的な理由がある、というわけか。
あるいは「呪い殺す」と言われたところで、呪いは信じないが、他のどの手を使って殺されるかわからない、つって通報することも可能なんだろうか。