ちょっと考えて、使った分を返せないと分かったものは、借りないほうがいい。
そういうものを借りたいときは『使わせてもらっていいですか?』と訊くべきなのだ。事前に。
例えば消耗する文房具。セロテープとか。
これは使った分量だけをなかなか返すことはできない。
『自由にお使い下さい』と書かれてない限り、その道具はあなた以外の誰かが使うために
置いてあることのほうが多い。気をつけよう。
例えばトイレットペーパー。
そもそもトイレで使うもののはずなのに、何故ロールごと持ち去るのか。花粉症の時期なんか特に酷い。
というかそれは主に尻やら下半身やらを拭くための紙であるのに、そんなもので鼻をかむのかね、君は。
例えばネット上にある文章、音楽、画像といった『コンテンツ』について。
このほとんどは簡単に見ることができ、様々な形で複製し手元に残しておくことも出来る。
だがしかし、これを『借り』たとて、じゃあどうやってその人に、何を『返す』ことが出来るのか?
それに対する明確な答えがない限りは、やはり『自由に使っていいものなのかどうか』を真っ先に確認
すべきなのだ。ちなみにインターネット上のコンテンツは、どのように利用していいか、ってことが、
なんとなく決まっていたりする。特に何も書いてなかったとしても、事前に問い合わせるべきだし、
それが億劫あるいは難しい状況なら、トラブルを避けるために使わないほうが無難だ。
例えばお金について。
一般的に、そのお金がなくとも返せるだけの収入がちゃんとある状況なら、借りずにお金を貯めてから使うといい。
そのお金が無ければお金が稼げない、などというのは、正直言って凡庸な暮らしの中では危険な状況だ。
そういう状況に陥らないようにするか、よっぽど考えないと後が怖い。気をつけよう。
お金の借り方、返し方というのは、その目的によって様々な形があるから、一口には言えないのだけど、
やはり借りるものである以上、返せるという保証がなければ貸してはもらえない、はず。
そこがいい加減なのに貸してくれる人はいい人じゃなくてなにか企んでる人なので気をつけよう。
そろそろ誰に向けて書いてるのか分からなくなってきたけど、きっと他の人が面白いたとえを出してくれるだろう。
だから、ここでの結論をもう一回書く。
返せないものは借りないほうがいい。
感謝や誠意でまかなえないような貸し借りには気をつけよう。
参考:イラストを「借りる」ってなんなんだ