僕ははぁはぁと息を切らしていた。
外は真っ暗。時計の針は短いほうも長いほうも上を指している。
「まぁ、おちついて。それで、今日はどうされました?」
少し、息が整った所で僕は要件を言った。
「ほぉ、具体的には?」
「errorだとかwarningだとかです。僕が喋りかけても、このような英語を話続けるのです。」
「そうですか。ちゃんと定期的に検診はしていましたか?」
「いえ、最近は怠っていました。」
「あなたの環境では特に注意されるよう忠告していましたよね。」
「すみません。。。」
はぁ、と僕はため息をついた。
「では、見せてください。」
と言った。
医師はAirMacにケーブルをつないで、ウィルスソフトを走らせた。
「あぁ、トロイの木馬ですね。」