「・・・あたりまで行って下さい」と伝えて、すぐに頭の中に経路を描ける運転手さんとそうじゃない人がいる。
最近は歴が浅い運転手さんも結構多かったりする。
イマイチ通じてないと、こっちとしては「頼むよ」みたいに思う。
でも、気が利いた運転手さんにあたって想定より早く快適に目的地に着いたって、僕は次の日にはそんな事すっかり忘れている。
その人が実は転職3ヶ月でどれだけ影で努力してたってそんな事、知らない。あとから「もしかしたらそうだったのかな」と考えたりしない。
仕事っていうより人間の関わり自体がそんなもんだと思う。
いやな事があるとそれを他の事にすりかえて「環境が悪い」とか「メンバーが悪い」とか「給料が安い」とか言う。
でも、今ここで起こってる事と「それ」は関係ない。
知的ぶって分析すれば、そういう全体のマネージメントの問題や、自分のしてきたことや、運とかいろんな事が関係しているかもしれない。
でも、今この瞬間は(僅かかもしれないけど)「それ」を切り離す可能性を持ってる。ならば、とりあえず「それ」は忘れて今どうするかを考えた方がいい。
そんな事を考えた。