会話での一人称が常に「僕」なんだが、かっこ悪いとよく言われる。
「『僕』って子供っぽく見られるから、やめたほうがいいよ」とか。
「僕」からすれば、立場関係や状況に応じて一人称を使い分けられるのってすごいと思う。
目上の人と話す場合・・・僕
友達や異性と話す場合・・・俺
そんな器用な真似、とてもできない。
「お前、公的な場でも『僕』なのかよ」と言われそうだが、そういう場合はさすがに「私」。
ただし「わたし」じゃなくて「わたくし」だけど。
「く」を一文字挟むだけで、物事を慎重に・かつ論理的に話そうとする気が生まれるから不思議だ。
女性の場合も、注意深く聞いてると「わたし」「あたし」の2種類がいるね。
でも状況に応じて使い分けというよりは、自身のパーソナリティの捉え方で決まる気がする。
自我を主張したがる子・・・あたし
自我の主張が控えめな子・・・わたし
「"w"の子音が聞こえないだけじゃないの」と思うかもしれないが、
「わたし」と「あたし」じゃ明らかに唇の動き方が違うので、(例え無意識であれ)女性の側で区別は行われている。
鏡に向かって「わたし」「あたし」を発音してもらえれば、その違いは分かるはず。
日本語って面白い。
男性が使う場合に限ってだけれども、一人称が僕なのはかっこ悪くも子供っぽくもないと思う。 大学関係者や研究者の人たちは「僕」を使う人が多いような気がする。お年を召した方か...