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確かに「35歳過ぎると羊水が腐る」という言葉に対し「医学的根拠はない」と批判するのはどこか変だが、しかしそこもまた、本気で彼女が「35歳過ぎると羊水腐る」といったわけじゃないのと同じで、彼らも本気で「医学的根拠は無い」と反論したわけじゃないと思うんだが。
おそらく「医学的根拠はありません」と反論した人の多くは、『コウダクミは「35歳云々」という発言をガチでしたわけじゃなくて、大袈裟に言っただけ』ということは分かっていたと思う。その上で、敢えて「医学的根拠はない」という反論をしたのではないのかね。流石に本気で「腐るわけないだろ！！」と言ってる人や、「本当に35歳過ぎると腐るんですか？不安です」とかいった人は少数派だろう。
ただ反論の戦法として、「まあコウダクミも本気で腐るとか思ってるわけじゃないんでしょうが、表現が良くないですよね」という真正面戦法じゃなく敢えて論点ずらした「医学的根拠は無い。いい加減な事を言うな」にした人が割りと多数いたというだけの話じゃないのか？分かってるのに敢えて「医学的根拠はない」ということによって、「うんまぁ…言い方が悪かったよねー」というレベルから、「医学的根拠はないというのに適当な事をほざいて多数の市民を困惑させた悪者」みたいに徹底的に叩けるようになる。だからそういう戦法を使ったんじゃないかと。
それと特に、テレビでコメントする人なんかはそういう論点でじゃないと反論し辛いんじゃないか？「いいすぎですよね」っていう反論だと、それは結局「まあ確かに35歳過ぎたあたりからは出産のリスクは高まってきますよ」っていう事を認めた上での発言になってしまうわけで、それがいくら事実であっても、テレビ的に微妙っつーか、やっぱその辺のデリケートな事は下手に口に出して自分もバッシング受けたくないしみたいな、そういう微妙な心理もあるんじゃなかろか。かといって、「リスクは全くありませんよ」というわけにもいかないし。だから「腐るというのは医学的に間違っている」という言い方しか出来ないのでは？これならリスクは全然ないですよ！といってるわけでも、かといってリスクあるよと言ってるわけでもないからね。その上で彼女の発言に反論できる言葉というのが「それは医学的におかしい」しかなかったんじゃいのかな。
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