自分の親もそうだった。
家庭はばらばらになった。社会に出られなかった兄弟。そして親は数年前痴呆になった。
おそらく介護は大変だったと思う。が、自分はまったく助けられなかった。その頃自分がぼろぼろだったから。
実家では考えたあげくに施設に入れた。それが一番だったと思う。
親を恨んでいたわけではない。でも動けなかった。やっぱりどこかで恨んでいたのかもしれない。
一方ばらばらだった実家は会話が生まれていた。
社会に出られなかった兄弟もきちんと挨拶ができるようになっていた。
辛い経験が彼らを支え合わせたのかもしれない。「家族」になったのかもしれない。
親を恨んでいた兄弟も、最後には悲しそうな顔を見せていた。
今はまだわからない。よく認識ができない。
自分がぼろぼろだった時に親は助けてくれた。ありがたいと思う。
でもいろいろ複雑に感情が絡んでいる。整理ができない。
元増田も、許せるなら許した方がいいと思うけれど、許せないならそのままでいいと思う。
自分は、仕方ない、誰も悪くなかった、と思って過ごしてきたけれど、一回きちんと恨んでみるのもいいかもしれない、と思っている。病気なのだから仕方ない、とずっと思ってきたけれど、間違っていてもそれが本音なら。
元増田の話とは少しずれてる話で自分がたりだけれど、書いてみたくなった。