一般に信じられていることが「嘘である」という暴露はたやすく信じるが、その暴露は「信憑性が低い」という反論は頑なに拒む行動上のバイアス。
例
「あれはヤラセだよ、TV局でバイトしている友達が言っていた」という、匿名の書き込みには「ほらみろやっぱり」と大喜びするが、その「バイトの友達」が実在するかどうかは露とも疑わない。
「NASAは嘘をついているアポロは月に行っていない」という重箱の隅のかすみたいな「証拠」は信じるが、その他の膨大な「行った証拠」は信じない。
現体制で成功できなかった自分を慰めるための「奇跡の呪文」を求める気持ちや「みんな知らないけど実は」というゴシップを喜ぶ気持ちが作り出していると思われる。十分な考える力と正常な神経があれば、バイアスはかからない。ブルーハーツの「情熱の薔薇」の歌詞にちなむが、ごろが悪いのでブルーハーツ・バイアスと呼ぶ。ことにした。