プライドをくわえたイヌが、インターネッツをわたっていました。
ふとモニタの中を見ると、モニタの中にもプライドをくわえたイヌがいます。
イヌはそれを見て、思いました。
(あいつのプライドは、なんて安っぽそうなんだ)
イヌは、おかしくてたまりません。
(そうだ、あいつをおどかして、あのプライドを傷つけてやろう)
そこでイヌは、モニタの中のイヌに向かって思いっきりほえました。
「ウゥー、ワン!!」
そのとたん、くわえていたプライドはポチャンとモニタの中に落ちてしまいました。
「ああー、あ」
艱難辛苦を乗り超え、百八の魑魅魍魎を斬り伏せ、イヌはプライドを持って帰ってきました。その顔はどこか誇らしげです。
そして犬は小屋へ帰り、ご主人にしっぽを振ってワンと吠えました。
なんか感動した。
で、また最初に戻る無限地獄。
イヌはプライドを持って帰ってきました。 ・・・・。