2008-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20080105102533

歴史ってそもそも政治的決着しか着かないんじゃないの。

科学的な手続きに従った史料批判ということは可能だけれども、その史料に基づいて事実を再構成して意味付けしていく枠組みというのは政治的にしか決まらないと思う。

特にそれが近現代史であれば、現在の状況を正当化するまたは批判するという価値観から自由ではありえない。なぜなら、歴史には普遍的な根本原理というものがないから。普遍的な原理がなければ、現在のなんらかの社会思想にしたがって枠付けするしかない。

記事への反応 -
  • 学問的に決着が付いた。 そんなことはありえないし、そうだとしてどうなのだろうと常々思う。 今現在の学問的な決着と政治的な決着と本当の真実は同じということはない。 それは歴史...

    • 歴史ってそもそも政治的決着しか着かないんじゃないの。 科学的な手続きに従った史料批判ということは可能だけれども、その史料に基づいて事実を再構成して意味付けしていく枠組み...

    • 納得し得る枠組みの上で、論点を整理して、ここまではどうだってことなら素人でも出来る。 論点の根拠になるものが、事実という名の証言なのだろう。 プロセス自体が正しくないなら...

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