団塊の問題は、少なくとも団塊以外は団塊の価値観を理屈上は理解できる(感覚的には無理です)が、団塊は自分以外の価値観が存在すること自体を知らない、です。これってマーケッティングの宿命で、日本の業界は常に団塊世代をマーケット戰略の中核に据ゑてきた。たった3年間で1000万人近くゐるのですから、ここに焦点を合はせるのは利益を追求する企業なら当然です。だから、団塊はテレビを付けても見たい番組がある、町を歩けば欲しい商品がある、教育問題から始まり、住宅問題、年金問題と、政治家はいつでも自分達のライフサイクルに合った問題点を取り上げてくれる。一方、そこから外れると、テレビは面白くない。欲しい商品もない。政治家には声が伝はらない、となってしまふのです。