半年前、あるホテルに泊まった。
珍しく朝食を食べることにした。
高層階の朝食会場は気持ちよくゆったりしたソファに腰掛け、静かなひとときを楽しんでいたとき、
突然現れた。わたしの目の前に「座ってもよろしいですか?」と男性の声。
ええ・・・満員なのかなあと思い、顔も見ずに「どうぞ」と返事した。
でも、なんだか変。右も左も空いてるよ。
突然、なんだか恥ずかしくなったわたしは、急いで食事を済ませ、慌てるように去っていった。
わたしはその時こう思った。
「結婚詐欺に狙われたのかもしれない」
だから、こんな用心深い女に出会いなどこれからも起きない。
彼氏いない歴いーっぱいの年増オバサンのどきどき体験でした。
オバサンは早く寝ろなんて、言わないでね!