2007-11-29

恋人と別れて本当に良かった

申し訳ないけれど

しみじみ思う。

そして、もっとはやく切ってあげなくてごめんなさい、と

本当に申し訳なくて思う。

じわじわじわじわ、時間をかけてゆっくり痛めつけていたんだね、私。

ひとおもいに、痛めつけることが怖くて

ずるずる引き延ばしていたの。

そのほうがひどいってわかっていながら。

初めて送ってもらったとき私は酔っ払っていて、

ちゅーがしたくてしちゃったんだ。

で、酔いが醒めてからガクゼンとした。

なんてことしちゃったんだろうって。

こんなことしでかしたからには、責任取らなきゃ、とおもって

それで、つきあったの。

責任取らなきゃ、って言うか

単に「酔っ払ったらすぐちゅーするような女なのか」と思われたくなかっただけかもしれない。

自分でも、自分をそんな女だと思いたくなかったから、

ちゅーしちゃった以上きっとわたしはこの人のこと好きになれるんだと思おうとした。

でも、その発想自体、よくなかったのだよね。

あの時、適当にあしらっておけば

お互い傷は深くなかったのにね。

こんだけ私のこと好きでいてくれる人なんだから

私は一緒にいて幸せなはずだって

思いこもうとしていたの。

いずれ、いずれ、って思っていた。

でも、その「いずれ」はこなかったの。

やっぱり、幸せって感じられなかった。

幸せなはずなのに、こんなに好きでいてくれるのに、って

哀しくなるばっかり。

あなたも、わたしといるとき

幸せそうじゃなかったよね。

わたしのことを好きでいてくれるのは痛いほどよくわかったけれど

わたしの気持ちがあなたの望むほどそちらに傾かなかった。

だから、辛そうだったもの。

辛くて辛くて哀しそうだった。

そんな姿を見るのも、哀しかった。

罪悪感ばかりどんどんおおきくなって

もう、耐え切れなくなっちゃったんだ。

でも、一緒にいた時間、楽しかったよ。

ありがとう

でもね、私たちが一緒にやってきたことって、

それってすくないけれど、それでも、一緒にやってきたことって

私、たぶん友達であればできることだよ。

むしろ友達のほうが一緒に泣いてくれたり

愚痴を吐露してみたりできるぶん

恋人であるあなたは、

そんなこともできない

哀しい立場だったのかもしれない。

あなたはよく、わたしの友達に嫉妬したよね。

女のこでも男の子でも。

わたしはあなたといるより友達といるほうを選んでいた。

そっちのほうがずっと居心地がいいから。

本当にゴメンナサイ。

ありがとうございました。

私はあなたを幸せにできるような女じゃない。

あなたの求めるものを与えてあげることはできません、わるいけど。

どうして、どうして、といわれても

ごめんなさい、しかいえない。

わたしの「ごめんなさい」は

「ごめんなさい、でも、無理」って意味だったの。

エゴのカタマリだってわかってるけれど

無理、変えられない、惚れられない。

もう二度と、こういう曖昧なことをして

人を好きになったふりをして傷つけるようなことはしない。

ごめんなさい。

むりでした。

ありがとうございました。

さようなら。

  • なんか彼女とつきあったころとわかれた頃を思い出して悲しくなった。 ほんとにまったく気ままよのぉ。 あと数年したら考えがかわるのだろうか? 相手がかわったら考えがかわるのだ...

  • ほんとに好きなときって、相手に幸せにしてほしいとかって、思わないんだよなあ。 その人と一緒にいること自体が、幸せなんだよなあ。 でも、それって、なかなか伝わらないんだよ...

    • おれもそうだったんだけどなあ。 一緒にいることによって障害が発生したとしても、おれにとっては余裕で差引プラスだったんだけど、相手にとっては、障害のほうが大きかったんだな...

  • こうやって奇麗事を並べ立てて自己正当化しないと、振る側はつらいのだ。こうやって良い人ぶった悪者に徹するしかないのだ。要は「ごめん、恋してなかった」ってことだけでしょ。

    • 「ごめん、恋してなかった。どーでもよかった」ってことだけでしょ。 ・・・ですよねー。たぶんねー。 普通だったら、あ、やっぱ違うわ、バイバイ、ですむところの、 弱気な人バ...

  • こう言われてふられたら、すごい哀しくて腹が立つだろうな。 最後の仕返しなのかもね。。。

  • なにこの自分がかわいいだけの子供。

  • 『はてなダイアリーキーワードの消失』という実験的増田小説の形式を考えてみた。 誰か書いてみない? 模範作品 「恋人と別れて本当に良かった」(の一部分) (anond:20071129044233) 申し...

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