子供の頃、小説に出てくる女の子の登場人物に恋したことがあるな。読み終わるとき、わかれるみたいでさみしかった。もっとたくさんその子のことを知りたいと思った。
それから、アニメの女の主人公にも淡い恋心を抱いたことがあった。そこで俺の気持ちにブレーキがかかったのは、それがフィクションだからと自分に言い聞かせたからだ。そうしないで気持ちが膨らんだら、実在しない女の子への気持ちなんて寂しすぎる。なぜって絶対に実現しないのだから。だいいちフィクションに入れ込むなんて子供心にも賢いことだはと思えなかったのだ。
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