■「それ百年前から誰でも言ってるよ」
かわいいひとよ見に行こう
明け方咲いたあのバラの
朝日に映えた紅の衣が、
この夕べにもう失くしてないかを
その緋の衣のひだひだと、
あなたに似たそのかんばせを
ああ!見てこんなに小さな空間で、
ねえ、あのバラはこの場所のうえで
ああ!その美を倒れるにまかせて!
ああまったく残酷な継母の自然よ、
こんな一輪の花でさえも
朝から夜まで続かないとは!
だから聞いてよかわいいひとよ、
花咲ける君の年頃が
そのみずみずしさを保つ間に、
自分の若さを摘み取れ、摘み取れ
この花のようにいずれ老いが
君の美しさを殺いでいくから
ピエール・ド・ロンサール / オレ訳
でもそんなの関係ねえ
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