2007-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20071120221256

千葉」の名は、「茅(ちがや)」が生い茂る土地で「茅生(ちぶ)」と呼ばれ、転じて「ちば」になったとする説や、葉が多く重なる意味で「千葉」になったとする説。

「ちば」の語は、侵食しやすい地や侵食の激しい地に見られる地名で、潰れる意味の「つばゆ」に由来する説などあるが未詳。

この地の当主であった千葉氏から「千葉」になったとする説もあるが、既に『和名抄』には「下総千葉千葉郷」の地名が現れているため、千葉氏の名に由来するとは考えられない。

埼玉」の名は、武蔵国多摩郡の奥にある土地の意味で「さきたま(前多摩・先多摩)」が転じて「埼玉」になったとする説。

埼玉郷は現在行田市付近にあたり、「さき(前)」「たま(湿地意味)」の意味で、転じて「埼玉」になったとする説。

その他、「さきたま(幸魂)」が転じて「埼玉」になったとする説があるが、いずれの説も根拠となるものがあるわけではなく、埼玉の由来は未詳である。

ただし、奈良時代の『万葉集』には「前玉(さきたま)」「佐吉多万(さきたま)」の例が見られ、「さきたま」が転じて「さいたま」になったのは間違いないようである。

この地に水源地が解からない川があり、「上無川(かみなしがわ)」と呼ばれていたため「神奈川」になったとする説。

「金川」もしくは「狩野川」と呼ばれていた川の名から、「神奈川」になったとする説。

朝鮮系住民が多かったことから「韓川(からかわ)」と呼ばれる川があり、転じて「神奈川」になったとする説。

その他、地形から見た説では、神奈川「かな」は「かま」が転じたもので、「岸の崩れやすい川」「急流の川」を表しているといった説もある。

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