急いでビルの7階に行く用事があって、階段で上ろうとするが、
階段ではなぜか2階のオフィスフロアまでしか上ることができない。
ビルの横に回り込むと、数人が荷物用エレベータに乗り込むところだった。
荷物用エレベータは、かごの手前と奥に扉がある変わったつくりをしていた。
7階のボタンを押すと間もなくドアが閉まり、かごはどんどん上昇していく。
誰かがホッとしたような声で「良かった、まだ動くんだ」と呟くのが聞こえる。
と、突然、<ガガガ…>という音とともに照明が消えて真っ暗になった。
かごが回転を始めたのか、目がまわる、体が浮き上がる、ああ、もうだめだ。
衝撃に備えて身を硬くした瞬間、目が覚めた。
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